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2022.04.08
お知らせ・イベント
2022年度入学式を執り行いました
4月5日(火)本学エレノアホールにて入学式を執り行いました。
式典では中西正人学長からの入学許可宣言を受け、新入生を代表する学生が宣誓し、中西学長、磯学院長、学生会会長による歓迎のことばが贈られました。
式典当日は晴天に恵まれ、満開の桜の中、新入生をお迎えすることができました。
ご入学おめでとうございます。
≪2022年度 入学式 学長式辞≫
皆さんご入学おめでとうございます。今日は皆さんの新しい門出を祝うかのように春爛漫の素晴しいお天気になりました。ここ数日の花冷えのおかげで、満開の桜の下皆さんをお迎えできて、本当に嬉しく思っています。また、皆さんが厳しいコロナ禍を乗り越えて、今日の日を迎えられたことを心からお喜び申し上げます。
桃山学院教育大学は2018年に新しく教員養成大学としてスタートしました。開校時に入学した入学一期生がこの春卒業し、皆さんは入学五期生になりますが、桃教としての新しい発展のサイクルに入りました。先月、社会に羽ばたいていった入学一期生は教員採用試験や公務員試験で合格者を大幅に増やし、「桃教生大躍進」と言われるすばらしい成果を上げてくれました。
一人の卒業生の言葉を紹介させていただきます。
「私は正直、桃教は本意の大学ではありませんでした。でも『悔しい思いをして、入学してきた人こそ、頑張れるんですよ』という先生の言葉を聞いた瞬間、『ここでよかった』と頑張る気持ちが生まれました。そしてたくさんの出会いと経験に恵まれ、自分の成長を実感しています」と語ってくれました。そして現場にかかわる出前授業や地域の子どもたちの生活支援のボランテイア活動を体験しながら、教員採用試験に取り組んで見事合格、「離島の子どもたちに寄り添いたい」と言って、長崎県へと羽ばたいていきました。
大学の教育で一番大切なことは、学生が入学した時から卒業するまでに、どれだけ成長させることができるかだと思います。皆さんの中にも、桃教が第一希望の大学でなかった人がいると思いますが、桃教は学生の成長度ナンバーワンの大学を目指し、皆さんの成長と夢の実現のために全力を尽くします。そのために少人数のチューター制で一人ひとりの学生を大切にし、その力を伸ばす教育に力を入れていますし、就職試験のためにそれぞれの学生に応じた丁寧なきめ細かい指導を行っています。入学一期生の頑張りと実績はそうした努力が実を結び、現実のものになってきていることを示してくれたのだと思います。
どうか皆さんには桃教で失敗を恐れずに、いろんなことに思いっきりチャレンジして、たくさんの出会いと体験をしてください。人間一人では生きることはできませんし、一人で体験できることには限りがあります。自分の中に閉じこもらずに、一緒に学ぶ仲間や先生をはじめ、多くの人とつながって、学び、生活し、成長してほしいと思います。
そして、その「つながる力」を人と人、人と社会を「つなげる力」へと発展させてほしいと思います。
21世紀の幕開けに生まれた皆さんは、人生100年時代、22世紀の社会を見ることのできる最初の世代です。すばらしいことだと思いますが、そこに至る道のりには様々な困難が待ち受けています。
現在もコロナ禍という厳しい状況が続く中で、ウクライナへのロシアの侵略という悲しく、本当に許すことのできない事態が起こってしまいました。21世紀の社会でこんなことが許されるのかという激しい怒りと憤りを禁じえませんが、傷つきながらも手を取り合って頑張る人々の姿に希望を見出し、一刻も早い平和の回復を心から願っています。
そんな状況の中で皆さんの大学生活はスタートします。許せないことには怒り、すばらしいことには感動する若者の真っ直ぐな感性を大事にしながら、厳しい社会の現実と向き合い、これからの時代を生きる力をしっかりと身につけてほしいと思います。
民法が改正され、この4月から成人年齢が18歳に引き下げられ、皆さんは大学入学と同時に、大人の仲間入りをすることになりました。成人としての責任を自覚し、周りのことを考えて自分を律する自律を心掛けて毎日を送ってください。在校生、教職員全員で皆さんを応援したいと思っています。
そして4年後、皆さんがたくましく成長して、人の痛みがわかり、仲間と力を合わせて、苦しい時でも前に進むことのできる社会の担い手として羽ばたいてくれることを願っています。これからこの桃山学院教育大学で一緒に頑張りましょう。
2022年4月5日 桃山学院教育大学 学長 中西 正人
キャンパス内の様子
エレノアホール内の様子
入学式の様子
中西学長による入学許可宣言
新入生代表による宣誓
入学式の様子
新入生の様子
新入生の様子
新入生の様子
新入生の様子