小学校教育課程
─ 国語教育コース ─

小学校教諭に必要な指導力を磨きながら、子どもの読解力を高め、
小中高一貫した国語教育を担う能力を身につけます。

教育現場の"いま"

「考える力」「感じる力」「表す力」「想像する力」の基盤となる国語教育が重要視されています。

国語科は論理的思考や豊かなコミュニケーション力を育みます。そしてこれらの能力は、算数や社会科の伸長にも大きくかかわるため、文部科学省は国語科を中心とした学校教育の重要性を唱えています。国語科で磨かれる能力は児童期だけにとどまらず、生涯役立つ能力だけに、国語科を指導する教員の役割は重大です。

桃教では

2つの免許を取得することで、国語科に強い小学校の先生も、
生徒の情緒力と論理的思考力を伸ばす中学・高校の先生もめざせます。

桃教のメジャー×マイナー
  • POINT1小学校教員をめざすための
    最強の布陣がそろう環境

    長年教壇に立ち、教育現場を知り尽くしたベテラン教員陣に加え、教員採用試験を熟知した教員陣、文部科学省で教育政策に携わった教員陣など、小学校教員をめざすための万全の体制が整っています。「正課授業での試験対策」「(正課外における)専任教員のサポート」「教職センターによるプログラム」が三位一体となり、学生一人ひとりを支援します。

  • POINT2早期からのインターンシップなど、主体的な学びを重視

    実際に子どもたちと向き合い、その表情やことばにふれることで、教育者になる意識と実践力を高め、教育の根本である児童への理解力を磨いていきます。また、学生同士が意見を出し合う討論や、協力して課題に取り組むグループワークなどのアクティブ・ラーニングを積極的に取り入れ、主体的に学ぶ姿勢を身につけます。

  • POINT3国語(中・高)と英語(中・高)の 教員免許が取得できる2つのコース

    児童生徒の発達段階を見通した上で、学力・徳性の基礎となることばの力・国語力を専門的に指導する力を育成する「国語教育コース」と、小学校英語で中心的役割を果たし中・高英語教育へのスムーズな接続を図る指導力を身につける「英語教育コース」を設置。2つのコースでは小学校教諭に加え、それぞれ国語・英語の中・高教諭免許が取得でき、増加する小中高一貫教育に対応できる教員をめざします。

TOPICS
学びの最前線

すべての学びの基礎である
言語力を育成

「うちの大学の学食はすっごく美味しい」では、何も伝わりません!何が、どんな味がして、どんな風に美味しいのかを伝える。それが言語力。国語科はすべての教科に求められる言語力の育成を支える教科です。小学校の先生では国語が得意なことは何よりの強みです。より専門性を高めて中高の国語科の先生への道もあります。

分析的な思考力・判断力、
論理的な表現力を育成

文化の違う外国人を説得するには日本人の思いやりは通用しません! 分析的・批判的な思考力や判断力、それに基づいた論理的な表現力。ことばで伝える、文章で表現する。方法はさまざまでも伝わる表現ができる力が必要です。国語の先生として、言語のプロたる実践的な指導力を磨いて、たくましい子どもたちを育てる先生をめざします。

小学校から高校まで一貫して子どもの
成長を見守る力を育成

小学校も中学校も高校も知っている先生になる! 小中一貫、中高一貫、小中高の区切りが違う学校など、これからの時代の新しい学校に対応できる先生が求められています。小学校から高校までの指導を知ることで、長いスパンで発達を見守り、子どもたちの言語環境に合わせた指導のユニバーサル・デザイン化を図る。こんな素晴らしいことができる先生をめざします。

国語を学ぶことで
豊かな人間性を育成

「学びて時にこれを習う、また説(よろこ)ばしからずや」。日本文化を知り、日本文化の奥深さを語れる先生になる! 国語の先生は何よりも文化人・教養人でありたい。言語についての豊かな力が備わっていること、日本の伝統的な文化を体現できること、国語の教材を深く語れること。こんな力のある先生の授業で、きっと子どもたちは国語が好きになります。

PICK UP科目

PICK UP 1日本文学演習・日本語学演習

日本文学演習では日本の文学を古典から現代まで幅広く学び、日本語学演習では日本語の特性や運用法についてさまざまな視点から学びます。どちらも、小学校から高校までの授業を見据えて学びの質を高めていきます。

PICK UP 2言語技術論

批判的な思考力・判断力とそれに基づいた論理的な表現力が身につく学びを通して、先の見通しが立ちにくいこれからの社会をたくましく生き抜いていける力を子どもたちから引き出せる、これからの時代を先導する、そんな教員を育成します。

PICK UP 3和文化演習

和文化を知り日本の伝統を理解することは国語科の授業を彩りのある豊かなものにします。真の国際人として世界で活躍するために、外国文化との比較の上で和文化の良さを知る。授業や行事などを通じてそんなことを子どもたちに積極的に語れる力を身につけます。

カリキュラム

※科目名などは代表的なもののみ掲載しており、変更になる場合があります。

特色ある授業のご紹介

■国語教育コース「言語技術論1」「言語技術論2」

「語る」ことは相手を理解し自分を理解してもらうこと。
「語り」は自分そのものです。
そんな言語の力を身につける授業が「言語技術」です。

言語技術(Language arts)とは、「自立してクリティカルシンキングができる」「自立して問題解決できる」「考えたことを口頭・記述で自在に表現できる」ことをとおして「自国の文化に誇りを持つ教養ある国民を育てる」ことを目標にしています。

学生からのメッセージ

話す、聞く、書く力が養われ、
日常生活や会話の中でも自分の成長を感じます。

話す、聞く、書くという、人として、また先生として大切な力を磨きたくて国語教育コースを選びました。「日本語表現法2」の授業では、そのすべてが網羅されており、講義を聞いた後に、学びになったことを書き出し、一人ずつ発表していきます。回を重ねるごとに伝える力が養われ、思いを込めて話せるようになりました。小学校の教諭をめざしていますが、中高の国語教諭の免許も取得し、ことばの大切さを教えられる先生になりたいと思っています。

国語教育コース 4年次(大阪府立 泉北高等学校出身)
朝倉 日向子 さん

2020年度以前の入学者は、こちらをご覧ください。
※在校生向けページにも取りまとめています。
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