• 小学校教員
    (高知県)合格

    橋本 惠斗 さん

    小学校教育コース 4年次
    大阪府立高石高等学校
    シャボン玉同好会(自分で発足し、代表も務める)・吹奏楽同好会・学生会役員会・学生スタッフ会 所属  
    さまざまな場所で大きなシャボン玉を膨らませた時の子どもの笑顔は、学生時代の大切な思い出のひとつです。

    私はさまざまな学内・学外の団体で課外活動していて、なかなか時間が取れなかったので、教員採用試験の勉強は、3年次に上がってすぐに、筆記対策からはじめました。
    教職センターには2年次から通いはじめ、受験を考えている自治体の情報収集をしたり、勉強法についての相談をしていました。
    大学の勉強や多くの課外活動をしながら、どのようにモチベーションを維持させていくかということが、最も苦労したところです。対策としては、『あと何日』というポスターを貼って自身を奮い立たせたり、友人とSNSを通じて励ましの言葉を交換していました。
    ゼミの中では私一人だけ進路が決まらず、焦りと情けさでいっぱいでした。自信のあった自治体から不合格の連絡をもらった時には、何も手がつかない状態で、ゼミの先生から励ましの電話をいただいて、涙が出てしまいました。もうひとつ受験していた自治体がありましたが、そちらも不合格で、来年はどこかで講師をしながらもう一度採用試験にチャレンジするつもりでした。
    高知県の特別選考のお話をゼミの先生からいただいた時、受験するかどうか、何日も迷いました。土地勘もなく、赴任しても、きちんと先生ができるかどうか不安でした。けれども、最終的にはゼミの先生から背中を押してもらい、受験することに決めました。試験まで1ヶ月くらいしかありませんでしたが、もう一度教員採用試験にチャレンジできる機会に恵まれ、集中してやり切ったという感じでした。
    合格通知をいただいた時には、最初に不合格の通知をもらった時と同じく、頭の中が真っ白になり、何度も合格通知を見返しました。合格通知をいただいたことで自分のこれまでの頑張りを認めてもらったという気持ちになり、いまは、高知の子ども達といっしょに頑張っていきたいと考えています。
    最もお世話になったのは、ゼミの先生です。筆記はもちろん、面接対策では所作や発言の内容など、1から10まで叩き込まれました。面接は苦手でしたが、「部活や課外活動での経験が豊富にあるところが君の武器だ」と、ゼミの先生に教えていただいた時は、自分にも良い点があるのだと嬉しくなり、自信がつきました。
    さまざまな部活・課外活動で学んだことは、仲間とのつながりです。特に、代表を務めたシャボン玉同好会や、会計を担当した学生会では、みんなの上に立って、できるだけリーダーシップを発揮しながら、仲間の一人ひとりがいきいきと活動できるよう心がけました。
    インターンシップ研修はもちろん、部活や課外活動でも、さまざまな子ども達と触れ合うことができました。また子ども達の言葉で、私が勇気づけられることもありました。ある日、シャボン玉同好会のワークショップをしている時に、見ている子どもから「こんな楽しいことしてくれる先生、他にいないよ」と声を掛けられた時には嬉しくて、「絶対本物の先生になってやるぞ!」と心に誓いました。
    はじめてのインターンシップ研修は、衝撃的でした。担当したクラスに、落ち着きがなく、絶えず教室の外へ飛び出してしまうような児童がいました。最初は反発し合っていたのですが、ポケモンという共通の趣味を見出すことができ、それをきっかけに、急速に距離が近くなっていきました。研修終了時には、その児童が私に感謝の気持ちを素直に述べてくれるまでになりました。私はこの研修で、子どもへの寄り添い方を学べたような気がします。
    多様化する世の中で、さまざまな事情やハンディを抱える子ども達。私は一人ひとりに寄り添い、少しでも成長の手助けができればと思います。
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  • 小学校教員
    (横浜市)合格

    赤井 涼馬 さん

    小学校教育コース 4年次
    浪速高等学校出身
    森の図書館(同好会) 所属
    街の図書館や書店、公共施設、森の中でも絵本の読み聞かせ会を行ったので、絵本の読み聞かせは誰にも負けません。

    教員採用試験は、子どもの頃に住んでいた横浜市を受験し、合格することができました。横浜は、古くから貿易で栄えた街ということもあり、開放的で、何事も受け入れくれる懐の広さを感じ、また、人々がつながっていて、あたたかいという印象を持っています。 教師への道は、大学2年次に意識しはじめ、3年次での教育実習の最終日に、実習先の児童たち全員に歌で送られ、「絶対先生になってね!」と励ましてもらい、奮起しました。平日は大学で5、6時間、休日だと自宅で3、4時間くらい勉強しました。とにかく毎日少しでもいいから勉強する時間を確保するよう心掛けました。
    教職センターには何度も通い、主に面接指導を受けました。元々、人とのコミュニケーションが苦手でしたので、教職センターの先生方には、本当に面接指導でお世話になりました。最もご指導いただいた田中先生からは「答えるのが長いので、もっと要点をまとめ短く話すように」とか「自身の教育感をしっかりと持つことが大切だ」などの助言をいただきました。また、場面指導などにおいて、子どもたちや保護者への対応策を具体的にイメージすることなども学びました。田中先生には、自分の拙い言葉の中から、本当に相手に伝えたいことを引き出していただいたと思います。最後は田中先生に、「あなたには、もうアドバイスすることがないわよ(笑)」と言われるほど通わせていただきました。 ゼミの二瓶先生は……、恩師ですね。お話しさせていただいていると、面白い先生という印象が強いのですが、よくよく聞いてみると、本当に子どもたちへの愛情にあふれた先生だな。と思えるようになりました。プライベートな面でも、沢山気にかけていただきました。二瓶先生は国語の先生で、その指導法も教えていただきました。その中で、こんな言葉をいただきました。「上手い授業をするためのテクニックを身に付けたいという気持ちはわかる。でもその前に、まず先生が教材となる物語文、説明文、詩などをしっかりと読み込み、その作品の良さを最大限子どもたちに伝えることのできる努力をしてほしい」と。この教えは、大切に、現場に持っていきたいと思います。
    採用試験では、やはり面接が不安でした。教職センターでのアドバイスを思い返しながら、質問内容から「相手の聞きたいことは何か?」をしっかり咀嚼して、相手の本意に合う答えを出せるよう、何度も練習しました。
    実際の面接では、「外国人の保護者の人たちとあなたはどのように関わりますか?」と質問され、私は安心感を与えることが最も大切だと思いますので、外国語も少しずつ学んでいます」と答えました。いまは英語、それにフランス語と韓国語を少しだけマスターできました。
    桃教の授業では「キャリア演習」が最も試験に役立ったと思います。仲間とさまざまなテーマを題材に討論したり、教育に対する自分の考えを固めていく場にもなりました。
    桃教ではいろんな先生方にお世話になりましたが、いちばん心強かったのは、いっしょに勉強した仲間です。勉強の合間に、仲間たちとさまざまな話ができたのは、気持ちがリフレッシュできただけでなく、モチベーションを保つ上での大きな支えになってくれました。
    私はずばり、子どもたちに安心を与えることのできる先生になりたいです。そのためには、子どもたちのことをできるだけたくさん認めてあげることができ、かつダメなものはダメと、きっぱり断言できるような先生になりたいです。
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  • 小学校教員(大阪市、東京都、北九州市) 合格

    林 怜奈さん(れな)/(右)

    小学校教育コース 4年次
    徳島県立城南高等学校出身

    小学校教員(大阪市、奈良県) 合格

    福本 万潤さん(まっぴー)/(左)

    小学校教育コース 4年次
    大阪府立池田高等学校出身

    ----仲の良いお二人には、いっしょにインタビューを受けていただきました。まずは、仲良くなったきっかけを教えてください。
    福本:知り合ったのは、3年次からの二瓶ゼミで一緒になった時です。それまでは出身高校も違い、話す機会もなかったのですが、お互いに気になる存在ではありました。
    林:仲良くなったのは、特別支援学校教諭免許取得のための授業で、児童役と先生役に分かれて、プリンを食べさせ合う活動がきっかけでした。私たちが仲良くなれたのは、プリンのおかげです(笑)。

    ----それぞれ、相手のどのようなところが気に入りましたか?
    福本:れなは、何事にも一生懸命取り組む努力家なので、私も見習いたいと思っています。それに、彼女は心配性で、反対に私は楽観主義なので、それぞれの持ち前のところでお互いを補っているのが良いです。
    林:まっぴーはしっかりしているので、一緒にいると居心地が良くて安心できるし、心配性な私が不安な部分を相談すると、私がいちばん欲しい言葉でアドバイスしてくれるのがとても嬉しいし、心強い友達です。私たちはあまり助けているという思いがなく、お互い得意なところが自然に出て、それが結果的にお互い助け合っているのだと思います。価値観もすごく似ているように思います。
    福本:そうだね。お気に入りのお店もいっしょだし……。
    林:うんうん!

    ----本格的に勉強をはじめたのは、いつからですか?
    林:遅かったよね。
    福本:4年次の春休みは遊んじゃってたしね。
    林:私たちは大阪市の教員養成講座に合格できたので、3年次の後半は、その講座に集中していました。ですから、本格的に勉強をはじめたのは、4年次に入ってからですね。

    ----1日どのくらい一緒に勉強していましたか?
    福本:授業の前に大学へ来て、ゼミ室でいっしょに勉強することもありましたね。授業が終わってからも、1日2、3時間はいっしょに勉強していました。
    林:土、日は、それぞれの家で10時間くらい勉強していました。
    福本:れなは努力家だからね。私はそんなにできなかったかな。でも、勉強用のアプリでお互いの進捗状況が分かるから、私もれなが頑張っているのを確認しながら、後を付いて行くような感じでした。
    林:私は朝が苦手なので、夜に集中して……。
    福本:そうだよね。私は逆に、朝頑張って夜は早めに切り上げました。

    ----じゃあ、週末は一緒に勉強しなかったの?
    福本:そうですね。週末に一緒に行動できるのなら、その時は気分を替えて遊ぼうってことにしていましたね。
    林:そうだね。いつも、いろいろな気分転換の方法を考えていたよね(笑)

    ----教職センターは利用しましたか?
    林:まずは、各自治体の参考書や、過去問題を閲覧しに行きましたね。
    福本:私は2年次の頃から顔を出して、授業の話を職員さんに聞いてもらっていました。そして、本格的に面接練習をするようになってから、教職センターの田中先生にご指導いただき、的確なアドバイスをいただくとともに、応援してもらいました。
    林:私は、場面指導は藤原先生の講座、集団討論は後藤先生の講座に参加し、ご指導いただきました。面接指導は、まっぴーといっしょに、田中先生にご指導いただきました。3年次に大阪市教師養成講座を受験した際にも、同じく教職センターの上西先生や後藤先生にご指導いただきました。
    福本:最初、私たちはいろんな先生に面接指導していただきましたが、それだと気持ちがぐらつくところがあったので、直前期の面接指導は田中先生と二瓶先生にお願いしました。また、教職センターの先生方に加えて、ゼミ教授の二瓶先生には継続的にご指導いただきました。

    ----二人で面接練習していて、お互い気づくことはありますか?
    林:まっぴーは、練習がはじまると、雰囲気をガラッと面接モードに変えてしまうところがすごいなと思うし、自分の軸が固まっていて、それをきちんと言語化できるのがすごいです。
    福本:れなは、自分の意見を全力で相手に伝えようという健気な姿が伝わってきて、「これは合格できるのだろうな」と思いました。

    ----それでは、ゼミの二瓶先生について教えてください。
    林:元々、著名な国語の先生だというのは知っていましたが、授業に参加してお話してみると、とても気さくなところが、印象的でした。
    福本:私も以前から二瓶先生のことは知っていましたが、こんな有名な先生が私の名前を憶えていてくださり、話しかけてくださったのがとても嬉しかったし、私からも「今日はこんな事がありました」と、気軽にお話しすることができました。
    林:私たちの1年次のスタートは緊急事態宣言の真っ最中で、授業もオンラインでした。一人自宅で課題に取り組んでいましたが、二瓶先生は、次回授業でフィードバックしてくださったので、オンライン授業でもしっかりと参画意識を持つことができました。対面授業になってからはなおさら、先生の前でみんな意見を出し合うという授業だったので、国語の知識に加えて、「みんなで一つの答えを出す」という点では集団形成の力も身に付けることができる講義でした。

    ----二瓶先生から最も学んだことは何ですか?
    福本:独特の話し方、授業のつくり方で、ご自身の世界に聞き手を知らないうちに引き込んでいくところだと思います。
    林:独自の世界観を作られるのは、そこに学生からの絶大な信頼を得ることができる要素があって、その根本には、二瓶先生の長年培われたものによるブレない軸がある。だから、皆が引き込まれるのだと思います。

    ----受験勉強で最も苦労したのは何ですか?
    林:私は複数の自治体を受験したので、見通しをもちながらそれぞれの自治体にあった勉強をしていくこと、面接などで「何を言いたいのか?伝えたいのか?」について、それぞれまとめていくところが大変でした。自分自身にも、試験にも、根気強く向き合う大変さを感じた受験期間でしたが、二瓶先生がいつも気にかけてくださって、とても心強かったです。
    福本:私は大阪市の場面指導対策が1番大変でした。まだ先生、ましてや子どもの親にもなったことがないのに、保護者への対応や子どもへの対応を面接で答えるという点に苦労しました。最初はどのように答えていいかも分からず黙ってしまうこともありましたが、何度も練習をして本番の面接では自信を持って話せるようになりました。

    ----最後に、お二人はどのような先生をめざしますか?
    福本:私は、児童に「この先生なら何でも話せるな」と思ってもらえる、信頼される先生になりたいです。
    林:私は子どもとの関わりをいちばん大切にする教師になりたいです。小学校や特別支援学校で実習を行い、子どもとの関わりが最も重要で、難しいということを感じました。大学で学んだ全ての経験を踏まえて、子どものことをよく見て、よく知ろうとする教師をめざします。

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  • 中学校保健体育(大阪府、鳥取県) 合格

    猪原 麻衣亜さん

    健康スポーツ教育コース 4年次
    大阪府立花園高等学校出身
    ガクチカ:4つの教員免許(中・高保健体育、特別支援学校教諭、養護教諭)取得のため、スクールサポーターとして、さまざまな学校で活動したこと。

    本格的に教員採用試験の勉強をはじめじたのは、4年次の春からです。朝は7時30分に大学に来て勉強し、授業や自習で半日は大学に居て、家に帰ってからも勉強しました。1日10時間くらいはしていたと思います。採用試験直前はさらに勉強したので、3、4時間くらいしか眠れませんでした。今は毎晩ぐっすり眠っています(笑)。
    筆記対策は教職教養を中心に取り組み、後半は面接の練習に力を入れました。教職センターでは、体育専門の講義や実技の授業を受講しました。いろんな先生にお世話になりましたが、いちばんご指導いただいたのは乾先生です。元々高校で保健体育の先生をしておられたので、その経験を活かし、さまざまなご指導をいただきました。授業で最初に会った時は、いかにも体育の先生といった風格で少々近寄り難かったのですが、実際研究室で他の仲間とともに勉強をはじめると、気さくに声をかけてくださったり、質問にもきめ細かく対応してくださいました。面接指導ではまず、自分自信を掘り下げ、その中から自分の長所を見つけていくといった方法を教えていただき、慣れない私でも、うまく自分の長所を引き出すことができました。乾先生に教員採用試験に合格したことを報告に行った時には、「猪原なら当たり前やろう!」と言ってくださったのが嬉しかったです。
    私は4つの教員免許取得をめざしているので、クラブ・サークル活動に参加できず、そのかわりに小学校でのスクールサポーターや、中学校の部活指導体験に参加しました。小学校のスクールサポーターでは、保健室での検診に立ち会ったり、特別支援学級に参加することができました。また中学校では、私が高校まで活動していたソフトボールの部活指導に携わる傍ら、「別室登校」している生徒の話し相手にもなることができました。子どもたちと関わっていくなかで、一人ひとりが違う個性を持っていることに気づき、一人ひとりに合った関わり方が必要なのだと感じることができたのは、とても貴重な経験でした。
    面接では、いまの教育課題は何かと尋ねられ、不登校と子どもの貧困が増えていることだと答えました。すると、先生から、「その2つの課題を解決するため、あなたならどのような行動を起こしますか?」を追質問があり、私は、ICTや家庭訪問を重ね、生徒と関わる機会を絶やさないことだと、自信を持って答えることができました。 私の中学校時代の先生は、例えばゴミを拾うなど、日常のちょっとした生徒の行動も見守っていてくれ、いつでも全力で褒めてくれました。だから私も、いつでも見守ってくれているという安心感を、毎日生徒に与えることのできる先生になりたいと思います。
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  • 小学校教員
    (佐賀県)合格

    高井 泰樹 さん

    小学校教育コース 4年次
    大阪府立柴島高等学校出身
    学生会・学生スタッフ会
    ※オープンキャンパスの全体説明会では常に総合司会を務め、好評でした。

    佐賀県には縁がなかったのですが、佐賀を舞台にしたアニメをきっかけに、佐賀県についていろいろと調べるようになり、興味を持ち始めました。そして教育実習を終えた後、突然「佐賀県の先生になりたい!」と思うようになりました。
    対策勉強は教育実習直後より開始し、最初は1日1、2時間程度からはじめました。4年次に入ってからは、本格的に8~10時間勉強するようになりました。
    私は一人で黙々と勉強するのが好きなのですが、教採の勉強を通じて、仲間と課題を共有し、互いに教え合える勉強もいいなと思えるようになりました。特に小学校の各科目の勉強は量も多く、やる気を継続させるのに苦労しましたが、同じゼミの仲間と一緒に勉強することで、教科の勉強もやり遂げることができました。
    面接は、教職センターの田中先生に、徹底的に指導していただきました。私は人前で話すことが得意ではなく、最初はよく注意を受け、心が折れそうでした。けれども、オープンキャンパスで何度も司会を務めるうちに、おおぜいの人に自分を見てもらえ、表現できる喜びを感じることができるようになりました。また、落ち着いて話す呼吸法を身に付けることができました。これはチューターである守谷先生からのアドバイスのおかげです。やがて面接でもスムーズに答えられるようになり、普段厳しい田中先生から褒めていただいた時には、大きな自信を持つことができました。桃教の皆さんは、もっと教職センターを活用すべきだと思います。1、2年次の頃は入りにくい所かもしれませんが、教採の過去問を立ち読みするなど、最初は気軽にのぞいてみてください。きっと教職センターの先生方も、サポートしてくれます。
    私は、あたたかさと厳しさで、生徒の成長を支えられる教員になりたいと思います。子どもの長所を肯定的に捉えて、あたたかい雰囲気に満ち溢れる学級を作りたいとともに、間違えた時は正しい方向へ導き、また何事にも粘り強く取り組んでもらえるような厳しさを兼ね備えた先生をめざします。
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  • 保育教諭
    (岸和田市)合格

    西本 芽以 さん

    幼児保育コース 4年次
    近畿大学泉州高等学校出身
    ガクチカ:ピアノ練習 入学時は左手が動かず、音符すら読めなかったのですが、いまではスラスラと弾けるようになりました。

    公立の保育教諭を本気でめざそうと思ったのは3年次の前期で、本格的に勉強に取り組んだのは後期からでした。授業のある平日は4時間、土日祝は約6時間勉強しました。学内での対策勉強は、ほとんどキャリアラーニングセンター(CLC)で行いました。CLCには公務員就職支援室の岡先生がいますので、自習勉強も見ていただきましたし、面接練習やエントリーシートの添削も、こまめに指導していただきました。岡先生は、親しみやすい先生で、CLCで勉強をはじめた頃から、「最後まで勉強を続けていれば、絶対に合格できるよ」と励まし続けてくれました。
    ゼミの高木先生には、1、2、4年次とチューターをしていただきました。悩み事にも親身になって相談に乗ってくれる優しい先生で、「西本さんは、いつもマジメに取り組んでいるので、その努力はきっと実るよ」と言葉をかけていただきました。
    試験勉強の中で最も苦労したのは、一般教養の数学です。元々苦手でしたので、中学・高校レベルにまでさかのぼって勉強しました。桃教ではピアノや絵などの実技の授業が豊富でしたので、保育の実技試験でおおいに役立ちました。面接試験では「どのように子どもと接していきたいか?」といった質問を投げかけられ、私は、どのような子どもや保護者も受け入れられることができて、誰もが「自分の居場所はここだ!」と感じることのできる保育者になりたいと答えました。また、子どもたちにとって、優しくておもしろい保育者をめざしていきたいと思います。
    実は、桃教は第一志望ではありませんでした。ですから、「何としてでも保育士になろう!」という気持ちは、入学時から人一倍あったのではないかと思います。幸い、桃教は少人数で採用試験の対策勉強も、一人ひとりきめ細かく指導してくれるので、私の実力アップにつながったのだと思います。
    いまは卒論に追われています。あとは、カフェやアパレルのバイトをしながら、大好きなアーティストのライブに行ったり、卒業までに、保育の先進国といわれているニュージーランドへ、短期間のボランティア留学を予定しています。
    私自身、特に勉強が得意ではないのですが、そんな私でもあきらめず努力をすれば、公立の保育士になることができました。後輩のみなさんもあきらめず、自分を信じて、最後までやりきってほしいと思います。
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  • 小学校教員
    (大阪市)合格

    石田 心美 さん

    小学校教育コース 4年次
    香川県立香川中央高等学校出身
    学生会役員会、学生スタッフ同好会
    写真・映像同好会、UD研究同好会 所属

    教員採用試験の勉強は、3年次の夏から筆記対策をはじめ、4年次から面接対策に臨みました。1日平均で4時間くらい、集中できる日は10時間くらい勉強できました。教職センターでは、藤原先生と上西先生に、場面指導を中心に2、3人のグループで指導していただきました。最もお世話になったのは、ゼミで教えをいただいた藤井先生です。筆記の過去問を中心に指導いただいたのが、合格につながったのだと思います。結構落ち込んでいた時期もあったのですが、「ココミなら絶対先生になれるよ!」と励ましの言葉をもらって、立ち直ることができました。
    最も苦労したのは場面指導です。元々面接が苦手でしたので、「どうすれば自分の良さを相手にアピールすることができるのか?」を中心にたくさん練習をして、本番に備えました。実際の場面指導では、「5年生の宿泊学習で、男子4人グループの内、一人がみんなと一緒に寝たくないので別の班にしてほしいと言い出しました。あなたならどうしますか?」という質問でした。私は、まず言い出した子の考えをじっくりと聞き、その生徒がいまどのような心理状態にあるのかを探りながら、対策を考えたいと答えました。言い出した子の願いと学級経営とのバランスを考えながら、解決策を練っていくのが最も難しいと感じる質問でした。 私は香川県の出身なので、香川と大阪との教育の違いを2つ答えなさいと言われた時は、少々戸惑いました。私は、環境の違いとICTの活用度の違いを答えました。出身地と受験地が違う人は、こうした質問の準備もしておいたほうがよいと思います。
    私は、楽しくて、わかる授業ができる先生になりたいです。小学校6年生の時の先生が、山登りに連れて行ってくれたり、授業中動画を見せてくれたりして、とても楽しく、わかりやすかったので、自分も、生徒が楽しくて、わかりやすい授業をめざしたいと思っています。
    桃教は、小さい大学だからこそ、いろんな先生と関わることができ、先生との距離も近く、授業後に気さくに話しかけたり、研究室にも気軽に立ち寄ることができました。私は途中、つまずいたり悩んだりしたけど、とにかく歩みを止めなかったのが、今回の合格につながったのだと思います。だから後輩の皆さんも、途中で投げ出したいこともあるかもしれませんが、とりあえず前に進んでほしいなと思います。
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  • 保育教諭
    (堺市、大阪狭山市、摂津市)合格

    香川 璃奈 さん

    幼児保育コース 4年次
    大阪府立堺東高等学校出身
    オープンキャンパス学生スタッフ

    採用試験に向けての勉強は、公務員試験の対策授業がはじまった3年次の前期からはじめました。授業のない日は朝10時から夕方5時まで、休憩を挟みながら5、6時間は勉強できたと思います。公立園の採用試験をサポートしてくれるキャリアラーニングセンター(CLC)には、SPIや保育の参考書が豊富にあったので、ここで自分に合った参考書を選び、勉強していました。CLCの岡先生には、筆記・面接対策をはじめ、エントリーシートの添削も指導いただき、「キミは絶対合格できる!」と、自信のない私の背中を最後まで押してくれました。
    勉強をはじめた頃は、数的処理という実戦的な勉強がとても苦手だったのですが、粘り強く勉強を続けることによって克服できました。何よりも、周囲の先生や友人が、「絶対合格できる!」と励ましてくれたことが、大きな支えとなりました。桃教では、ピアノの授業や実習がふんだんにあったので、実際の試験でも、あまり緊張せずやり遂げることができました。
    私は、子どもが全力で活動して100%楽しめるような保育者になりたいと思います。桃教は、自分の夢に向かって安心して勉強できる環境が整っています。後輩の皆さん、頑張ってください。
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  • 保育士
    (社会福祉法人 あおば福祉会 おおぞら保育園)合格

    吉川 京汰 さん

    幼児保育コース 4年次
    金光八尾高等学校出身
    オープンキャンパス学生スタッフ

    採用園には最初、スクールサポーター(アルバイト)として活動していましたが、その働きぶりが園の先生方に認められ、採用試験を経た後、来年4月より正式に採用されることになりました。当初は公立等、他の保育施設への受験も考えていたのですが、園児たちと接しているうちに親近感が募り、どうしても子供たちと離れたくないという思いが強くなりました。
    ゼミの山本先生には、履歴書の添削や卒論の指導はもちろん、在学中のアルバイトの紹介、オープンキャンパスでのサポートスタッフなど、ありとあらゆることで、面倒をみていただきました。 保育士をめざす上で最も苦労した点は、人前に立つことです。保育士になるということは、人前に立つということですが、もともと不慣れでしたので、どのように克服したらよいか思案しました。オープンキャンパスで、来場者の前で模擬授業のサポートをしたり、高校生のキャンパス見学の引率をしたり、また、実際に保育園に行って園児たちと触れ合うなど、とにかく場数を踏むことで、不慣れだった人前に立つことにも、ようやく慣れることができました。採用園の面接では、見知った先生とはいえ、やはり緊張しましたが、桃教での数々の経験を思い出し、何とか自分の思いや理想の保育者像を、園長先生の前でお話することができました。
    桃教には「人間力向上プロジェクト」というのがあり、自分で何か課題や目標を見つけ、それを極める取り組みが1年次にあります。私はそこで筋トレとランニングを課し、それを続けることを目標としました。なんでもないことなのですが、それまで何事も継続できなかった自分にとっては一大決心でした。仲間たちや先生の支えがあり、1年次の夏休みだけでなく、2年次、3年次、そして現在も、筋トレとランニングを続けています。この取り組みを通じて、継続することの尊さを学んだような気がします。 僕は、子供たちから愛される保育者になりたいです。来年からは実際に保育の現場に一人の保育者として立つことになりますけれども、社会に出てからも、さまざまことを柔軟に受け止め、吸収し、ずっと成長を続けることのできる保育者をめざしたいと思います。
    後輩の皆さん、先生や先輩からの助言も、時には鬱陶しく感じることがあるかもしれませんが、もう一度素直な心で、自分が何か得るものはないかを感じ取ってほしいと思います。
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  • 中学校保健体育(広島県・広島市、愛媛県)
    特別支援学校教員(北九州市) 合格

    黒田 怜さん

    健康スポーツ教育コース 4年次
    福岡県立小倉高等学校出身
    軟式野球部
    学生会 元会長
    オープンキャンパス学生スタッフ

    採用試験に向けての勉強は、部活を引退した3年次の11月頃からはじめました。平日で5~6時間、休日は8時間勉強しました。大学では、先生の研究室で、仲間とともに知らないところを教え合い、自宅ではその復習と、場所を使い分けて勉強していました。教職センターでは、7人の先生方に面接を指導していただきました。
    試験全般については、ゼミの村上先生に、また筆記試験や面接試験のポイントについては、乾先生にご指導いただきました。乾先生の人を動かし心に響く言葉に支えられ、村上先生の、いつも自分のことを見ていてくれるという安心感で包み込んでくださり、お二人の先生には、本当にお世話になりました。
    計算問題、考える問題ではできないところもあり、精神的にも辛い日々を過ごしました。このような状況を支えてくれたのは、いっしょに勉強した仲間です。日々の勉強を通して、辛いことも嬉しいこともいっしょに共感してくれた仲間がいたからこそ、ここまで頑張ってこられたのだと思います。桃教での学びの全てが、自分にとって価値のあるもので、中でもレポート作成は妥協せず、読む人に伝わるよう、ひとつひとつ言葉を選んで書いたことが、試験にも役立ったと思います。
    桃教の人間教育は、それぞれの学生の個性を伸ばし、自分らしさを持ったまま成長できるところです。1年次からの日々の勉強をコツコツと積み上げていくことが、教員採用試験合格の近道だと思います。
    私は、生徒の輝く笑顔と成長の瞬間に出会うことが、教師としての喜び、生きがいだと思います。自分も生徒のことを第一に考え、生徒に愛情を注ぐことのできる教師をめざします。
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  • 小学校(奈良県、鳥取県)合格

    山田 祐大 さん

    小学校教育コース 4年次
    奈良県立高田高等学校出身

    教員採用試験は、3年次の2~3月頃から意識しはじめ、4年次になって本格的に勉強をはじめました。1日6時間は勉強していたと思います。また、通学時間が往復で3時間くらいあったので、その間にも暗記問題の勉強をしました。
    とくに苦労したのは面接です。いままでの経験を元に、自分の人間性を含めてしっかり考えて答えなければならない点が大変でした。けれども、同じゼミの仲間と、お互いに注意点を指摘し合えたのは、いい練習になりました。
    実際の面接では、「生徒Aと生徒Bがケンカをし、教室の雰囲気が悪くなりました。あなたならどうしますか?」といった具体的な質問を投げかけられ、当初は困惑しました。けれども最後には、「お互いの意見をしっかりと聞いて、どちらの生徒も自分が守るんだ!という責任感を持って対処したい」と答えることができました。上手く答えられたとは思いませんが、ふだんから自分が思い描いていることを素直に答えることができたという手ごたえを感じることができました。
    気持ちが切れそうになったりした時は、ゼミの二瓶先生がいつも言葉をかけてくださいました。ある日、先生が真顔で「キミが来年教壇に立っている姿が見えるぞ!」と励ましていただいた時には感激し、やがて勇気と自信につながりました。
    子どもたちには、チャレンジできる環境が必要だと思います。僕自身も、さまざまなことに挑戦し、何度も失敗を繰り返しながら成長できました。僕が教師になったら、子どもたちが安心して失敗できる環境を作っていきたいと思います。
    桃教は、先生との距離が近いです。現場のことを熟知している先生に、何でも相談できる雰囲気が素晴らしいです。桃教での日々の学びは、教員採用試験に直結しています。ひとつひとつの授業を大切にしてください。そして、教員採用試験は孤独な闘いです。だから、いっしょに闘う仲間を大切にしてほしいと思います。
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