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2024.01.09

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学生生活

本学学生が小学校の冬季休業中に児童館で防犯の出前授業を実施しました

昨年末の12月27日(水)に、八木利津子研究室のゼミ生らが京都市中京警察署との連携で、同心児童館にて防犯に関わる出前授業を行いました。
同心児童館は京都御所のすぐ南に位置し、南北に走る烏丸通りと河原町通りに挟まれた烏丸丸太町南東という都市中心部にありますが、京都市内においてトップクラスの在籍人数を有しており、身近な危険や地域に見守られている安心・安全に気づく学びが大切な地域です。
そこで、八木利津子研究室では学生と協働で参加型防犯学習に挑みました。冬休み期間を含め児童の安全意識を高めるために、児童館から自宅までの安全マップづくりや防犯合言葉を考えるなど、自他の命を守る指導に取り組みました。

冬季休業中で約半数の児童54名の参加でしたが、学生らは熱心に授業を展開し、帰路別に3教室に分かれて話し合いや製作活動による授業を通して児童の活発な発言が飛び交い学びを深めることができました。児童は安全を守る行動に意欲的な様子で、「あぶないところを知れてうれしかった。」「あぶないところとあんぜんなところのさがわかりました。」「じどうかんの近くにはきけんなところがあるとよくわかったから気をつけたい。」「すごくべんきょうになってよかった、かえるときにあそばずにかえります。」「色々身を守ることがわかってよかった。」等の声が聴かれました。児童が考案した合言葉は、『うろはあるく・しろに気をつける・らない人にはついていかない・ぼうはブザーをならしてにげる』と館名を頭文字にしたり、『おきな声でたすけをよぶ・ばい人にいていかない』等好きなものから連想したり、ユニークで覚えやすい内容が多く寄せられました。

授業後には、上田館長から「桃山学院教育大学の八木ゼミ生と警察署とのコラボレーションを継続して地域のパトロール隊の方々を巻き込み、子供たちと共に拡大安全マップづくりのシミュレーションをしてはどうでしょう。」とご示唆をいただき、学生共々嬉しい時間を過ごしました。

学生は、「地図を描かせることは難しい作業だったが、道に集中させず店や駅、公園、駐車場などを描かせることで作業が進み、危険な場所と安全な場所についてスムーズに考えることができた。」「子供たちの発言から110番の家や警察がいるという防犯に協力している方々に対しての安心感が感じとれた。」「日頃の子供たちの目線を知る良い機会になった。」「事前に校区の地図をよく把握し土地勘を身につけておく必要があった。」等の意見が出されて中京警察署の方と一緒に有意義な振り返りを行うことで、地域に根ざした社会貢献活動に向かって前進いたしました。

今回参加した学生は、平山勝規さん(小学校教育コース3年次)、山下泰葉さん(学校保健コース3年次)、吉川真奈さん(学校保健コース3年次)、早尻瑞姫さん(学校保健コース3年次)の4名です。社会貢献と地域連携を目指す取組を通じて、子供の命と健康を守り育てる授業の企画力、指導・実践力、発信力の育成に役立つ体験となっています。

右から平山さん・山下さん・中京警察署の方・八木教授・吉川さん・早尻さん

上田泰正館長から全体紹介、八木教授から挨拶兼ねて本時の概要説明

山下さんと早尻さんによる導入場面(教場1)

平山さんによりマップ解説場面(教場2)

吉川さんによる危険箇所の確認場面(教場3)

安全マップ作成の留意点説明(教場1):左から早尻さんと山下さん

児童による安全マップ作成場面(助言者:早尻さん)

合言葉の例示場面(指導者:平山さん)

合言葉作成の説明(指導者:吉川さん)

合言葉の発表前(助言:上田館長・指導:山下さん)

中京警察署の方を交えて授業後の振り返りと今後の検討

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