本学が後援する病弱教育セミナーin「関西」が開催されました

８月27日（日）、病弱教育セミナー in「関西」（主催：病弱教育セミナーin「関西」運営委員会 ／後援：桃山学院教育大学他）が本学にて開催され、会場では健康・スポーツ教育課程の本学学生9名が運営スタッフとして活躍しました（竹村のあさん（2年次）、西山聡華さん（2年次）、壽彩那さん（2年次）、山田咲良さん（1年次）、児野百花さん（1年次）、誘導には、大木鈴奈さん（4年次）、丹羽彩乃さん（4年次）、鎌田麻央さん（2年次）、上田麗結さん（1年次））。

 

病弱教育セミナー in「関西」では、医療や特別支援教育の専門家を毎年お招きし、配慮を要する子どもたちへの支援について、最新の情報を共有しております。

 

今回は、2月に急逝された前会長の永井利三郎教授に哀悼の意を込め黙祷で開会され、本学の原田大輔教授が副会長、八木利津子教授が事務局長を務める形での対面開催としました。そして、川副博史氏（大阪府立羽曳野支援学校　母子医療センター分教室教諭）より「病弱教育の今日的課題—多様化と個別化への対応—」、原田大輔氏（桃山学院教育大学人間教育学部教授、（JCHO）大阪病院小児科医長）より「学校で遭遇する内分泌疾患」をテーマにご講義をいただきました。講義後には活発な質疑応答や意見交流が行われました。

このセミナーには、運営スタッフとして参加した９名に加えて、１年次から４年次まで約20名の本学学生も参加しました。養護教諭や保健体育教諭等を志す学生にとって、原田教授の成長曲線にまつわる子供の疾患や特徴に関する具体的な話は大変印象深かったようで熱心に聴講していました。大変有意義な学びの機会となり、知識をより深めることができました。

 

参加した皆さまからは、「院内学級での実際の授業や頑張っている子供たちの様子を聞くことができて、とても勉強になりました。」「内分泌の疾患に対する配慮等、知らない疾患への知識が深まりました。」「対応が難しい思春期、発達期の特徴や対処法を知ることができました。」「学校でどんな疾患の児童生徒がいるのか詳しく学べて将来養護教諭になる上で、大変勉強になり、よかったです。」「養護教諭を目指していて、成長曲線の大切さを理解できました。」「院内学級の実際や医学について知識をつけることができたので、今後に生かしていきたいです。」など多くの感想が寄せられ、望ましい支援のあり方と個別対応や内分泌疾患の特性を理解し専門性が高まる貴重な機会になりました。

 

本セミナーは大阪府立支援学校校長会のご後援も受け、司会進行の高河原健校長（大阪府立刀根山支援学校）、東野裕治校長（大阪府立羽曳野支援学校）はじめ64名の参加者を迎えて無事盛会に終えることができました。ご協力いただきました支援学校の皆さまに、この場を借りて厚く御礼申し上げます。