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2024.05.15

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学生生活

第4期 認定絵本士養成講座、開講しました

「認定絵本士」資格は、認定絵本士養成講座で学んだ幅広い知識や技能等を活かし、地域や職場で実際に絵本を使って、その魅力や可能性を伝え、地域の読書活動を充実させる役割が期待されています。さらに、一定の実務経験を積み、資質・能力がふさわしいと絵本専門士委員会から認められることにより、絵本に関する高度な知識、技能及び感性を備えた絵本の専門家である「絵本専門士」に認定され、活動の幅を広げることもできます。

本学の幼児教育課程では、保育士資格と幼稚園教諭免許だけではなく、保育所や幼稚園で絵本を読み聞かせることにも活かせる「認定絵本士」資格が取得できます。

4月23日(火)は、絵本専門士であり、阪南市立図書館司書である野村富貴子先生をお招きし、「絵本の世界を広げる技術①(絵本を探す技術)」について学びました。

「知りたい」「読みたい」絵本を探しに来る子どもたちにとって、レファレンス業務(利用者が必要としている資料を検索、提供すること)の重要性を知ることができました。実際に野村先生が図書館で幼稚園児から受けたレファレンスの事例も紹介していただき、漠然とした質問から、利用者が本当に求めている絵本を探し求める大変さと楽しさ、についてもご紹介いただきました。


【受講生の感想】
・図書館や本に対する概念が大幅に変わりました。図書館とは、本の置き場や貸し出しの場所ではなく、滞在したり、問題や課題を解決する場であり、子どもから大人までが利用できる「人」のような存在であると知りました。阪南市には、市立図書館が一つしかないため、自動車文庫があることを初めて知りました。近場に簡易文庫が来てくれるのは、図書館に向かうよりワクワクするし、「借りたい」という意欲が沸くと思いました。

・今回は、「絵本を探したいけどどうやって探せばいいのか」という疑問を解決できる授業だった。今まで確かに自分も「こういう本が見たいけど探すのが難しい」と思ったことが多々あった。しかし、今回の授業を受け、レファレンスサービスを利用することで探している本が見つけられることを知った。

・「子どもを手ぶらで帰さない」という言葉がとても印象に残りました。その時、ちょうど良い本がなくても、繋がりのある本を教えてあげることも、子どもの成長を助けるのだと知りました。

・「本の番号って何のためにあるんだろう」と思っていましたが、きちんと分類番号という役割があったことを初めて知りました。

・私は最近まで、認定絵本士や図書館司書というのは、ただ本を管理し貸し出しなどをしているだけで、なぜそんな資格があるのかずっと不思議でした。しかし、今回の授業を受けて「レファレンス」サービスの意味を知り、そんな簡単な話ではないと思いました。少ない情報から少しずつ資料を集め、利用者のニーズに合わせた本や絵本を選書することの専門的な職種であることを知りました。

・図書館司書は、ただ「本のことをたくさん知っている人」くらいしかイメージが無かったけど、本を探している子どもたちのために、もし当てはまる本が無くても、できる限りその子に寄り添ったり、ヒントを出してあげたりと、子どもから大人まで「たくさんの人に寄り添う仕事」だと思いました。

・この授業の中で一番印象に残った言葉は、「絵本は想像の世界への扉」です。



今回学んだレファレンスの知識を活かして、来週からは「さまざまなジャンルの絵本(物語の絵本)(昔話、童話を基にした絵本)」について2週続きで学びます。

レファレンスって何だろう?から始まる授業です

本を求めて図書館に来た人たちに寄り添う仕事です

レファレンスには絵本の蔵書環境を知っておくことが重要

先生が読んでくださった絵本についてグループで意見交流

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