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2021.12.08

教育・研究

学生生活

東澤華名さん(4年次)が2021年度日本家政学会関西支部研究発表会において研究成果を発表しました

健康・スポーツ教育コース4年次の東澤華名さん(八木利津子ゼミ)が、11月19日(金)~25日(木)に開催された2021年度日本家政学会関西支部研究発表会において、研究成果を発表しました。

日本家政学会は、家政学に関する研究の進歩と発展を図り、人間生活の充実と向上に寄与する目的で1949年に設立された学術団体です。第43回(通算99回)となる今回は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から対面での学会は開催されず、誌上発表となりました。

東澤さんは、「家族・子ども・教育・経済」の部門において「学校現場におけるLGBTQの支援の現状とその意識 -教職員に対する質問紙調査から検証-」という演題で発表しました。

【発表概要】
本研究は、小中学校の教職員と高等学校の養護教諭を対象にLGBTQに対する支援の現状や課題意識について実態を探り、その調査結果に基づき望ましい教職員研修のあり方や教育課題について明らかにすることを目的としています。東澤さんは、LGBTQの児童生徒に対する「認知度」「実際の支援」「現状」「問題意識」の観点で質問紙調査を行い、求められる支援は様々に検討されている一方で、現段階では支援に限界を感じる教職員の存在を捉え個別対応が主流で、全体指導の困難さなど教育現場の実態や課題を把握しました。
養護教諭のヒアリングでは、対応時に最も重視していることは児童生徒に関わる【情報共有】とわかりました。
今回の研究成果から、チーム学校の強勢な意識で支援策を講じることが肝要と確認できたので、 LGBTQに対する具体策を推進する実践的検証が期待されます。

<学会参加者からの評価>
「LGBTQに関する教職員研修の様子を知る良い機会となりました。性の多様性を広く認知いただく研究意義が伝わりました。新規性や示唆に富む内容で、今後の展望に繋がる研究発表でした。」

【参考URL】
▼一般社団法人 日本家政学会関西支部 Webサイト
「2021(令和3)年度 一般社団法人 日本家政学会関西支部 第43回(通算第99回)研究発表会 研 究発表要旨集」
http://jshe-kansai.main.jp/event/jshe-kansai-abstract-43rd(2021).pdf

▼本学Webサイト
「私たちの経験・成長ストーリー」
https://www.andrew-edu.ac.jp/students/
・東澤華名さんへのインタビュー動画
https://youtu.be/DtrwudnmkQ0/

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