桃山学院教育大学 桃山学院教育大学
Team桃教

相談は、
宝探しからはじまる。

MESSAGE MOVIE

幼稚園行きたくない・・・、
子どもの悩みにどう向き合う?

先生の重要な仕事の一つに保育相談や教育相談があります。みなさんもきっと学習や進路、友人関係などについて悩みを聞いてもらったことがあるでしょう。先生になったら今度は、みなさんが相談される立場。いじめ、非行などの「問題行動」や不登校は、その原因を探し、ひたすらアドバイスすることで、悩みは解決できるでしょうか?その糸口が見つからないばかりか熱意が空回りして先生自身が消耗してしまうことも。どのような視点や考え方をもち、相談を進めるのか。心理と教育の両方を学び、じっくりと話に耳を傾け共感する姿勢とともに、解決志向アプローチなど実践的なスキルを身につける必要があります。

旅の出発点は
解決に役立つリソース探し

では、どんな視点や考え方が解決志向なのでしょう。キーワードの一つめは、「リソース(資源)探し」。その子の問題にばかり注目するのでなく、「得意なこと」「うまくいっているところ」「助けになるモノや人」などのリソースを見つけて活用することです。二つめは、「解決を創る」。もし、不登校の原因が過去にあるとわかっても時間を戻すことはできません。小さな良い変化が起こったときの望ましい状態をイメージし、一歩ずつ近づくことを重視しましょう。ほんの少しでも明るい未来を描けたら、子どもの意識はポジティブに変化していきます。どんな子どもも自分自身の内面や、その周囲にリソースをもっています。教育相談は、そんなキラリと光る「宝物」を探す旅の出発点でもあるのです。

葉山 貴美子教授

専門分野
教育相談、保育相談、障がい児保育

長年バレーボールに親しんできたアクティブ派。現在の趣味は、ピラティスとフラワーアレンジメント。新型コロナウイルス流行による自粛期間もオンラインレッスンでピラティスを楽しんだとか。フラワーアレンジメントは、それぞれの花の美しさを生かしながら全体像を創りあげる楽しさが。 リソースを活用する技が、ここでも冴える。

季節ごとの表情が楽しめるアレンジメント。