桃山学院教育大学 桃山学院教育大学
Team桃教

「いいね、いいよ!」
まなざしとことばで
子どもの心に
水を与える。

MESSAGE MOVIE

タイミングよく、ポジティブなことばを
心をこめて伝える大切さ

1980年代初頭のカナダでのこと。小学校の参観日、ボール投げをする子どもたちに先生や保護者たちが、「ナイストライ!」と声をかけています。欧米で試行錯誤の末に生まれた「ほめる」取り組みを教育現場で目にした瞬間でした。結果ではなくチャレンジする姿勢を評価する…ここに「ほめる」かかわりの原点があります。「ほめる」は「ほめそやす」ことでも「甘やかす」ことでもありません。目の前の子どもに注目し、「あなたをみています」というサインを送ること。そして「いいところをみつけてタイミングよく、心をこめて伝えること」です。体罰や激しい叱責によらず、日ごろから子どもの行いや考えをしっかりとみつめてポジティブなことばを与えることが何より大切なのです。

「ほめる」ことばのボキャブラリーを増やし、
悩みを打ち明けられる存在に

「保健室の先生」として親しまれる「養護教諭」は、教員でありながら医療知識をもつ存在。ケガや病気で調子を崩した子どもだけでなく「教室に入れない」「友だちとうまくつきあえない」などの問題に悩む子どもの心をケアする役割も担っています。さらに障がいのある子どもに向き合い、適切にサポートすることも求められます。保健室が安心できる居場所になれば、子どもたちはおのずと心を開き、悩みを打ち明けてくれるでしょう。そのとき養護教諭として、どんなことばを発するのか。4年間の学びの中で看護師に準じる医療分野の知識と技術を身につけながら、「ポジティブなことばかけ」のボキャブラリーを増やしてください。一つひとつのことばが、子どもの心を豊かに育みます。

永井 利三郎教授

専門分野
小児科学、小児神経学、小児保健学、てんかん学、発達障害学、「子どもの心」相談医

大阪大学医学部保健学科長、大阪大学名誉教授などを経て現職。小児科学の第一人者として臨床と研究に携わるとともに、発達障害の支援体制充実にも力を入れる。東日本大震災直後から被災地・気仙沼で子どもの心の調査とケアを行い、現在も継続中だ。そんな先生の宝物は、研究室の壁を飾る子どもたちの寄せ書きや習字。休日は、夫婦で登山を楽しむ。秋の六甲山がイチオシだとか。

研究室の壁には子どもたちから贈られた大切な寄せ書き。