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2023.07.19
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学生生活
【卒業生の活躍】星澤玲於奈さんが学会で研究成果を発表しました
今春3月に卒業した八木利津子ゼミ生の星澤玲於奈（健康・スポーツ教育課程卒）さんが、7月1日に開催された第70回近畿学校保健学会（和歌山県立医科大学）にて、卒業研究で取り組んだ研究成果を発表しました。
発表演題は「高等学校教員の語りから探るeスポーツの教育現場への導入可能性」です。
星澤さんは、本学在籍時2022年1月〜6月に全日制及び通信制高校の教員を対象に、半構造化面接法によるインタビュー調査を行い、eスポーツの学校現場における教育効果を検討しました。主な調査項目は「eスポーツの認知や教育導入の期待感」「指導の実際と配慮事項や支援体制」「eスポーツ教育導入の展望」等で調査データは、グラウンデッド・セオリー・アプローチにより共通概念の抽出と概念同士の関係性を分析し、4年次にまとめました。調査結果からe スポーツ介入により一定の教育効果が期待される一方で、対面でのコミュニケーション不足によるデメリットが確認されたことなどを発表しました。
学会参加者からは、eスポ－ツの取組において関心の声が寄せられ、不登校生徒が学校に通うきっかけとなったエピソードや戦闘ものばかりでなく、速度を競う具体的なゲーム内容を紹介するなど、eスポーツのメリットについて質問に応える頼もしい姿がみられました。
星澤さんは、卒業研究で得られた成果に基づきeスポーツ導入の可能性に向けて教育支援のあり方を示唆したいと4月から京都教育大学大学院に進学しています。
なお、演題発表は星澤玲於奈を筆頭演者として、八木利津子教授（桃山学院教育大学教授）及び当該卒業生が現在在籍大学院の指導教官である浅沼徹氏（京都教育大学講師）3名の共著として発表しておりますことを申し添えておきます。
【参考URL】
近畿学校保健学会
https://www.kinki-sha.org/
