松久 眞実 教授

専門分野
特別支援教育、学校心理学
Message

学級経営や生徒指導の場面では大変なこともありますが、そのぶんやりがいもあります。子どもたちと接する機会の多い本学での学びが、教員をめざす皆さんにとっての支えになれればと考えています。

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一人ひとりと最適な距離感を築くこと。
それが教員に必要なコミュニケーション能力です。
子どもにはそれぞれ個性があります。おとなしい子、せっかちな子、几帳面な子。自閉スペクトラム症やLD(限局性学習症)、ADHDといった発達障がいも個性のひとつといえます。発達障がいのある子どもたちへの特別支援教育は、今や特別支援学級だけでなく通常の学級の教員にも求められる分野ですが、大切なのは子どもたち、そして保護者との信頼関係。特性が異なるぶん、一人ひとりに最も適したコミュニケーションをとり、信頼性を築くことが重要です。では、学級という集団を運営するときはどうすれば良いのでしょうか。ポイントは毅然とした態度。注意するときにも怒鳴ったりせず、しかしきっぱりと「だめです」と言うことで学級のまとまりを保つ一方、個別に向き合う時には優しく接することで愛情を伝えるというメリハリが大事になります。教員に問われる資質はコミュニケーション能力がかなりの割合を占めていると私は考えます。こういった学級経営はもちろん簡単ではありません。だからこそ、実際に教員として現場で働く前に本学で学び、実習やインターンシップを経て実践していく積み重ねは大きな強みになります。子ども、保護者、同僚の三者とのコミュニケーション能力を高め、子どもの自己実現へとつながる現場主義の教育が本学にはあります。
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GUEST:森 尚香(4年次)
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