二瓶 弘行 教授

専門分野
国語教育・学級経営・ 教師教育・教員養成
Message
子どもの数だけ人生があります。さまざまな本を読むことは、自分では体験できないさまざまな人生を知ることで、人間としての厚みにつながります。読書を通じて、他者への理解力を育んでほしいです。
イラスト
今、私の机上に一冊の本があります。灰谷健次郎の『兎の眼』。私に小学校教員という人生を選択させてくれた児童文学作品です。私たちは誰もが、それぞれに自分らしい人生を送ろうとしています。たった一つのかけがえのない人生を大切に、より豊かに素敵にしようと、誰もが日々を懸命に生きています。だからこそ、人は本を読むのでしょう。本のページをめくると、たくさんの言葉が並んでいます。その言葉が集まり、巧みにつながって、文章をつくっています。そして、その言葉たちは「人の生の真実」を語ってくれます。本を読むことは、自分以外のたくさんの人生を知ることに他なりません。本は教えてくれます。生きることは、辛いこと、苦しいこと、悲しいこと、寂しいこと。たくさんのしんどいことが待っていること。けれども、本は、また、教えてくれます。今日はしんどくても頑張って生きれば、いつかはきっと良いことが待っているよと。生きることは、素敵なことだよと。私たちの周りには、多くの人たちにずっとずっと読み継がれてきた本が溢れています。そのすべての本が人生を教えてくれるのです。たくさんの本を読みましょう。たった一つの自分の人生を自分らしく生きていくために。
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このテーマで在学生と教員がセッション!
GUEST:野中 舜(1年次)・尹 信太(1年次)
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