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2019.07.01

教育・研究

学生生活

健康・スポーツ教育コース「子ども教育学基礎演習1」実習報告

6月18日(火)、健康・スポーツ教育コースの1年次が外部での見学実習を行いました。

これは、キャリア形成の基盤として、初年次教育(卒業必修)科目「子ども教育学基礎演習1」において、堺市立堺高等学校、大阪府立障がい者交流促進センター「ファインプラザ大阪」、社会福祉法人よしみ会「グランドオーク百寿」からいずれかを選択し、見学実習を行うものです。

各施設での実習報告は以下の通りです。

(1) 堺高等学校 【学校教育領域】

全体として、施設見学と保健体育科主任の田野先生より講話を頂く。また、保健体育教員希望者は、体育(1年生男女サッカー)の授業見学、養護教諭希望者は保健室内の備品の説明と養護教諭の阿部先生とのミーティングを行い、それぞれに貴重な時間を過ごした。

体育の授業では、緊急的な施設の損傷にもかかわらず、体育科の先生方はTTを活用して工夫した授業展開をされていた。保健体育科職員の協力体制も素晴らしく、今年度のテーマに「集団行動の充実」を掲げ、全員の先生が関わって指導しているのが印象的であった。生徒も集団規律を意識し積極的に参加していた。

保健室では工夫された施設配置や体調不良の生徒の指導を直接見学した。その後、別室にてのミーティングで、学校内における養護教諭の在り方や生徒一人ひとりにかかわる重要な役割であることを説かれ、教室とは違った指導の方法を学んだ。

田野先生の講話では、まずサッカーの授業を担当した山本先生の振り返りと授業の工夫を話され、その質疑応答を行った。次に田野先生が、自分の教師人生を振り返り、教員としての仕事は決して楽なことばかりではないが、生徒が好きで、頑張った分だけ生徒から喜びがもらえることでやりがいのある仕事であること、生徒との関係作りは最初が大事、また何か一つのこだわりを持つとプラスの要素がついてくる、とバレーボールの国際審判としての肩書きを持つ田野先生ならではのお話で本学の学生へのエールとされた。

(引率教員:大畑・植野)



(2)ファインプラザ大阪 【スポーツ領域】

施設見学では、体育館、室内プール、サウンドテーブルテニス室、トレーニング室等を案内していただいた。「障がいのある人にとって便利なことは、すべての人にとっても便利なこと」という観点から様々な工夫がなされていることを実感した。

次に、アイマスクをして館内を歩いた後、障がい者スポーツ3種(サウンドテーブルテニス、フライングディスク、ボッチャ)や車いす体験をさせていただいた。

学生たちは多くのことを学んだ様子だった。

(引率教員:橋本)



(3)グランドオーク百寿【福祉領域】

施設見学を通じて、利用者の立場から「過ごしやすさ」を徹底的に考え、アットホームな雰囲気を醸成できるよう内観や部屋の構造に様々な工夫が施されている様子を観察することができた。

介助体験では被介助者役に目隠しをした状態で食事介助を行ったり、スロープや段差のある施設外で車いす介助を行なったりした。特に食事介助の際、職員の方の実演を観察させて頂き、プロの技術や態度に学生から感嘆の声があがっていた。最後に、フリートークの場を設けて頂き、介護職のやりがいや利用者と接する際の心構え、本職を選んだ理由などを伺うことができた。

(引率教員:村上祐)

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